Philippine Department of Agriculture – Tokyo
全国青年農業者会議発表 若手5人に最優秀賞

全国青年農業者会議発表 若手5人に最優秀賞

全国農業青年クラブ連絡協議会は2、3の両日、第61回全国青年農業者会議のプロジェクト発表と農業青年の意見発表を東京都江戸川区の区総合文化センターで開いた。若手青年農業者ら28人が研究の成果や意見を披露。プロジェクト発表の最優秀賞に長野県の大塚潤也さん、千葉県の富岡優斗さん、宮崎県の飯盛将太さん、和歌山県の中井貴章さん、意見発表の最優秀賞に北海道の西川雄喜さんを選んだ。  「一騎当千~個を磨き仲間と高みへ」をテーマに、4年ぶりの実開催で、約300人が参加した。目新しさのあるテーマや、仲間だけでなく地域、他業種の意見を取り入れて課題解決につなげている事例の評価が高かった。  審査委員長を務めた元日本有機資源協会の今井伸治専務は「食料問題の関心が高まっている。日本の自給率を上げるべく食料生産を頑張ってほしい」と激励した。  その他の受賞者は次の通り。 ◇プロジェクト発表の部▽園芸・特産作物=乾健裕(大阪)武田駿(山形)▽土地利用型作物=三枝幸一郎(鹿児島)通昂希(北海道)▽畜産経営=西出穣(石川)柳楽大樹(北海道)▽地域活動=原一富明(徳島)香西瑠理子(北海道)◇意見発表の部=島崎直樹(福井)鈴木紘平(長野)

春肥補填1万円当たり1444円 農水省の高騰対策

春肥補填1万円当たり1444円 農水省の高騰対策

農家に肥料価格高騰分の7割を補填(ほてん)する農水省の「支援金」で、春肥の肥料代1万円当たりの補填額が、秋肥と同じ1444円となることが3日、分かった。同日、同省が春肥の補填額の算定に必要な価格上昇率を昨年の秋肥と同じ1・4倍に決めたため。  支援金は、肥料原料の輸入価格が高騰する中、化学肥料低減の取り組みを前提に、一定の施肥量低減を考慮した上で、前年度から増えた肥料費の7割を補填する。注文時期が2022年6~10月の秋肥と、同11月~23年5月の春肥が対象。  補填額は、①それぞれの対象期間の肥料費②前年からの肥料価格の上昇率③施肥コストの低減率──から算出する。  今回決定した春肥の価格上昇率は、同省の農業物価統計で1月の肥料価格の上昇率が、前年同月比1・4倍だったことを踏まえた。秋肥分は、昨年8月までの同統計を踏まえ1・4倍としていた。  支援金には、秋肥と春肥を別々に補填する方式と、秋と春を一本化して補填する方式があるが、一本化方式での算定値も1・4倍で確定した。一本化方式は、北海道、長野、富山、福井、京都、大阪、奈良の7道府県が対象となる。  化学肥料に限らず堆肥などの購入分も補填する。注文時期が分かる注文書の他、購入品目や数量、金額が分かる領収書か請求書、施肥低減の内容を記す書類を提出する。JAや肥料販売店などが、複数農家をまとめて県段階の協議会に申請する。 引用:https://www.agrinews.co.jp/news/index/140940

日本農業賞、誉れの表彰 4年ぶり対面開催 地域貢献に力

日本農業賞、誉れの表彰 4年ぶり対面開催 地域貢献に力

JA全中とJA都道府県中央会、NHKは4日、第52回日本農業賞の表彰式を東京都内で開いた。4年ぶりの実開催。個別経営、集団組織、食の架け橋の3部門の大賞7組、特別賞4組に表彰状を贈った。日本農業をけん引する農家や団体の功績をたたえ、一層の活躍に期待を寄せた。  全中の中家徹会長は、各受賞者がこれまで培ってきた経営や技術のノウハウを若い世代に伝えていることを挙げ、「こうした継承が円滑に進むことが、地域社会の発展につながる」とたたえた。  来賓の野村哲郎農相は「今後も各分野のリーダーとして活躍し、日本農業の発展をけん引する力になることを願っている」とあいさつした。  審査委員長を務めた元東北大学の盛田清秀教授は、受賞者の特徴として①国産食料の安定供給への方向性の提示②特色ある農産物や加工品の生産によるブランド化③安全・安心で付加価値が高い農産物の提供の努力④ニーズに応じた農産物生産を通じた産地の活性化と地域農業の維持──があると講評。世界的に食料の情勢が厳しさを増す中、「持続的な生産が日本農業に課せられている」と強調した。  受賞者を代表して、集団組織の部で大賞に輝いた茨城県石岡市のJAやさと有機栽培部会の岩瀬直孝部会長は、有機栽培に取り組みたい新規就農者の受け入れのためにJAや行政など連携し、産地づくりを進めてきたことを紹介。「食と農の分野で持続可能な社会づくりに貢献していきたい」と力を込めた。 引用:https://www.agrinews.co.jp/news/index/141112

和牛需要開拓に奨励金 在庫保管支援の後継策 農水省

和牛需要開拓に奨励金 在庫保管支援の後継策 農水省

農水省は、和牛肉の在庫解消と新たな需要開拓を支援する「和牛肉需要開拓支援緊急対策事業」の詳細を固めた。食肉業者を対象に、新たに販売を増やした和牛肉の重量に応じて奨励金を交付する。ヒレ、リブロース、サーロインの交付額は1キロ当たり800円。需要開拓計画の策定が要件だ。  2023年度の農畜産業振興機構(alic)事業として41億円を計上した。コロナ禍の需要減で積み上がった在庫の保管料などを支援する、22年度までの「和牛肉保管在庫支援緊急対策事業」の後継策と位置付ける。  コロナ禍による和牛需要低迷の影響が長期化し、在庫量は依然、高止まり傾向にある。23年度に出荷される肥育牛は導入時のもと畜費が高く、同省は「枝肉価格が低下すれば、肥育経営に影響が大きい」(食肉鶏卵課)とみる。  そこで、食肉業者が産地から和牛の枝肉を仕入れ、小売りや外食といった実需者に部分肉で販売する需要開拓を後押しし、在庫解消を目指す。奨励金の単価は販売する部位ごとに異なり、ヒレなど三つが同800円、肩ロースなど、「ロイン」以外の部位には同300円を交付する。  支援を受けるには、原則として実需者1社ごとに「需要開拓計画」を作成し、alicの承認を受ける必要がある。計画には、①産地から販売先までの供給の流れ②産地との連携内容③販売重量――などを記載。1計画当たりの販売重量は2・5トン以上25トン以下とする。  事業は23年度限定で、年度内に4回公募を行う。初回の公募締め切りは4月中旬の予定。食肉業者が所属する団体ごとに計画を取りまとめて、alicに提出する。 引用:https://www.agrinews.co.jp/news/index/141102

自走式SSを7万円で自作 静岡の果樹農家、廃ハーベスター活用

自走式SSを7万円で自作 静岡の果樹農家、廃ハーベスター活用

静岡県伊豆の国市の果樹農家、水口薫さん(73)は、廃品のハーベスターなどを利用し、わずか約7万円で、果樹園用の自走式乗用型スピードスプレヤー(SS)を自作した。省力的な双幹形垣根仕立ての園地を造り、高齢を克服する省力農業に挑戦する。  SSの大きさは全長2・4メートル、幅1メートル、全高1・9メートル。近所の稲作農家の不要になった自走式ハーベスターの脱穀機を取り外し、クローラ型の台車を利用した。台車の上に鉄板を付け、その上に300リットルのポリタンクと、家にあったポンプを載せて固定した。  エンジンは大手の農機会社製で6馬力、ポンプの最高圧力は4・9メガパスカル。十分な性能だと見ている。  ポンプはオーバーホールし、消耗部品は新品に取り替えた。噴霧部は、約5万円で購入した中古の野菜用ブームスプレヤーを利用した。ブームを車体先端に設置し、左右に1本ずつ立たせた。  鉄工所に依頼し、鉄パイプで座席を載せるフレームを作り、取り付けた。防除は、ハンドルの前に設置したバルブを操作する。  かんきつ類を中心に果樹と水田約40アールを経営する水口さんは「動線が一方向の並木植えとSSで、高齢でもできる省力的な農業を目指す」と話す。(静岡) 自作のSSを水で噴霧試験する水口さん(静岡県伊豆の国市で) 引用:https://www.agrinews.co.jp/news/index/141120

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