Philippine Department of Agriculture – Tokyo
A technical report on the definition of matcha

抹茶の定義に関するテクニカルレポート

近年、「抹茶」は日本だけでなく海外でも人気が高まり、世界的に市場が拡大しています。抹茶は、日陰で育てた新芽を原料とし、専用の製茶機を使用して、鮮やかな緑色、コクのある味わい、香りを生み出しています。これらの技術は日本で開発されました。抹茶は世界中で人気がありますが、他の種類のお茶には見られない独特の特徴や技術の歴史についての情報は完全には知られていません。また、現在、国際市場にはコンセンサスやルールはありません。そのため、日本はNAROを中心に、政府と協力して抹茶の定義を国際的に確立することを目的として、抹茶の国際標準化活動を推進してきました。


抹茶の栽培方法、製造方法、およびその歴史をまとめた技術報告書がISOから発行されています。このレポートは、国際的なお茶市場における「抹茶」に関する正確な情報を提供します。このレポートを活用することで、日本が伝統で培ってきた抹茶の素晴らしい技術と品質が世界中に広まります。国際茶市場における日本の抹茶の評判を高め、将来の抹茶市場の発展につながることが期待されています。
今後、NAROは、このテクニカルレポートISO TR 21380に基づいて、品質に関連する化学成分の範囲を定義する国際規格を開発することを目的として、抹茶の国際標準化活動を推進していきます。

出典:https://www.naro.go.jp/english/laboratory/nifts/press/matcha/index.html

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