Philippine Department of Agriculture – Tokyo
[10月の畜産物]

[10月の畜産物]

10月の畜産物は年末に向け、上げ基調となる品目が目立つ。政府の観光支援が始まり、和牛は業務需要の回復に期待。鶏肉は需要の高まりに供給減が重なり、高値が続く。鶏卵は加工向けが動く。豚肉は頭数増加で小幅に下げる。

牛肉 観光客需要に期待

 牛肉は強含み。全国旅行支援の開始や、インバウンド(訪日外国人)の入国者数上限の撤廃などで、「和牛は買いが強まる可能性がある」(都内の食肉卸)。食品の値上げで節約志向が一層強まり、家庭向けは厳しい販売環境が続く。

 牛肉全体の荷動きが鈍く、出回り量は減る見通し。農畜産業振興機構は国産、輸入を合わせた10月の出回り量を前年比6%減の7・4万トンと予測する。

 東京市場の和牛去勢A4が1キロ2320円、F1B3が1520円、ホルスB2が1000円前後。

豚肉 小幅安も高値推移

 豚肉は弱含み。例年のような大幅な出荷頭数増加はなさそう。価格は下げても小幅下げになる見込み。首都圏の食肉卸は「出荷頭数次第だが、500円台後半で推移する」と見通す。鍋物需要が活発化し、売り場はバラ主体の品ぞろえとなる。

 輸入量は安価な冷凍品の増加が続く。農畜産業振興機構は10月の冷凍品の輸入量を前年比5%増の4・6万トンと予測する。輸入、国産を合わせた期末在庫量は同3割増の23・7万トン。

 東京市場の上物平均価格は1キロ580円。

鶏肉 不足感で引き強く

 鶏肉は強い。低価格志向で業務、家庭向けともに需要が高まる一方、一部産地で台風の影響があり供給が減少。「年末向けの冷凍品の手当てに加え、生鮮品の動きも活発で不足感が強い」(関東の鶏肉卸)

 農畜産業振興機構は10月の輸入量を前年比2%減の5万トンと予測。「例年、需要期に向けて増加する時期だが、米国産の鳥インフルエンザの影響などで不安定な状況が続く」とみる。

 1キロ平均価格(農水省統計ベース)はモモ肉が690円、ムネ肉が370円となる。

鶏卵 加工筋向け活発化

 鶏卵は上げる。好調な業務需要に加え、気温低下で家庭向けの販売も堅調に推移する。「月見商戦は落ち着くものの、製パンや洋菓子など加工筋に向けた液卵の引き合いが出てくる」(東日本の流通業者)。香港を中心に、輸出向けの荷動きも好調という。「円安のメリットが大きく、輸出需要を後押ししている」(同)

 飼料高騰の影響で生産意欲が減退し、生産は抑制傾向となっている。

 JA全農たまごの平均価格(東京地区・M級)は1キロ240円。

出典:https://www.agrinews.co.jp/economy/index/107823

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